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2018-07-20

更新ができなかった理由を改めて考える




ああそれにしても
なんでこんなに更新ができなかったのか。

でも、何も書いてなかったわけじゃないし
全く展覧会に行ってなかったわけではないのです。

でも、なぜか形に出来なかった。


それは私の大きな環境の変化もあったと思います。


中学生ってまじで忙しいというのと
生活に余裕がないと
アートも何もあったもんじゃないというのを
思い知られた数ヶ月でした。



でも、だからこそ、芸術はヒトを救ってきたのだなって思います。


1つの形にとらわれることなく
フレキシブルなスタイルで
好きなことに関わっていける勇気。
この勇気を思い出したいと思います。


なんて気持ちをまとめたのがこちら。

これからアートは育児をどのように救っていくのだろうか
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genre : 学問・文化・芸術

2016-11-28

「子どもと一緒にアートなお出かけ」連載が始まっています。

ARTLOGUE」というアートメディアにて
連載が始まっています。


タイトルは「子どもと一緒にアートなお出かけ」


そうです。まさにこのブログのメインテーマです。
このブログを読んで頂いている方には
既読エピソード満載だと思うのですが
昔語りが今、赤ちゃんとのお出かけについて
試行錯誤している方に少しでもヒントになればと
思いながら書いてみようと思っています。


ぜひ多くの方に読んで頂きたいです。
どうぞよろしくお願いします。



子どもと一緒にアートなお出かけ
連載 『子どもと一緒にアートなお出かけ』 第一話 「初めてのお出かけに美術館はいかが?」


子どもと一緒にアートなお出かけ-1
連載 『子どもと一緒にアートなお出かけ』 第二話 「赤ちゃんと美術鑑賞は誰のため?」


子どもと一緒にアートなお出かけ3
連載 『子どもと一緒にアートなお出かけ』 第三話 「アートはママ・パパにも自由との出会いを」

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2016-11-07

TDWの件についてかつてTDWによく子供を連れていた親の想いを書き記しておく

ニュースを聞いてから正直動揺が収まらず
非常に苦しい時間を過ごしています。
私は海外在住なのであくまでも私の主観というか

このようなイベントに
子供を連れて行く親としての想い

を記録しておきたいと思います。

今回の痛ましい事件について
まず亡くなられたお子様に心からお悔やみ申し上げます。
お子様のご両親、そしてお子様に関わる全ての皆さまに
お悔やみを申し上げます。

そして引率していた大人として
自分がその場にいた時(例えそれが数年前でも)
何か指摘が出来ていたら事態は変わっていたのではないかと
自らを問いかけている人は多いのではないでしょうか。
少なくとも、私はそうです。


私自身東京滞在時には
こちらのイベントには何度も足を運んでいました。
実は31回目である歴史あるイベントというのを
先ほど知りました。
私が息子と通っていた6年前から3年前は随分雰囲気が変わった
印象がありました。

特に3年前には食事が劇的に向上し
特別割などチケット発売により価格も下がり
門戸が開いた印象がありました。
よって家族づれがとても来やすくなった感じがします。
確か行き始めた頃はチケットが3000円近くした時代もあったような記憶が。。


あと、TDWには別の魅力もありました。
それは「ストレスフリーで遊具遊びが出来る」ということでした。
学校展示はまさにここにしかない遊具だったからです。


当時、私にはママ友という存在がほとんどいませんでした。
それは私が公園に行くことを極端に怖がったから。
なのでうちの子は「遊具で遊ぶ」機会がすごく少なかったんです。
(念のため書いておきますが当時所属していた
サッカークラブでは友人も多く楽しく過ごしてました。
なので別にずっと家にいたわけではありませんし
子供に友達がいなかったわけでもありません。
私には幼稚園で友達いませんでしたけどね)

だからTDWのようなイベントは別の意味で楽しみでした。
普段遊べない遊具遊びが出来るから。

そしてこのようなイベントに集うお子さん達は
分別のある子が多いので
親として安心して遊ばせられるというのも魅力でした。

「引率者トラブルが少ない」
「集う子供同士のトラブルが生まれにくい」

故、パパでも容易に引率出来ていたような記憶があります。


優しい学生さんとかいると
一緒に遊んでくれたりして。
息子もとても楽しんでいました。



制作者がアートが好きなら
みんなでこの空間を作ってくれるだろう、
うちの子供もそのメンバーにいれてくれるだろう、
そして当然この空間は安全なものだろうと
当時の私は信頼しきっていました。
大学の展示になんだから安全対策は万全、
あれだけの入場料とってるんだから運営のチェック体制も万全
と思い込んでいました。
(でも夜間は予想以上に人が少なくて焦っている記録が残っています)

結果として
私たちはとても幸運だった。ただそれだけだったのです。
このことをイベントを楽しみ続けてきた親として
どう受け止めたらいいのか
正直混乱しています。


今、私は亡くなったお子様について祈っています。
心からご冥福をお祈りします。
同時にお子様のご両親についても祈ります。
私も常にこのようなイベントに
子供を連れてっていました。
子供も、そして私も楽しいからです。
みんな、楽しそう!って思っていくのです。
楽しんでほしくて行くのです。
ご両親の心情を思うと胸が張り裂けるような
痛みに襲われます。

そして
この展示に関わった学生、学生の両親についても
想い、心を痛めています。



でも誤解を恐れずに告白させて頂きますと
このようなイベントは無くなってほしくありません。
アートとここまで身近に感じ
デザインってかっこいい!と幼少期に体感できることは
素晴らしい体験だと思うし
実際私たちは数年前、そういう体験が出来たと思っています。
そしてその体感を間近で見た学生さんたちは
かけがえのない体験をして
素晴らしい表現者になるだろうと
思うからです。


まずは
現状の問題点をきちんと検証し
状況を確認して再発防止の環境を構築する。
そして
安全対策を明確化した上で新しいメンバーで
素晴らしい空間を新たに構築してほしいです。


なんかアートって危ないし
ほらこれだから目立つことしないほうがいいんだよ


的な空気はとても恐ろしいです。そして悲しいです。
「特別な表現」と「安全」は両立可能なはずなんです。
特に、子供が関わる分野においては。



そして人任せにするのではなく
引率する私もただ引率じゃなくて
もっと学んでいかねばと
今改めて感じています。
いや、学ばなくてはいけません。
子供達の体験の環境について
もっと学ぼう、子供達や学生たちち
学び続けていこうと改めて感じています。

theme : 思うこと
genre : 学問・文化・芸術

2016-11-02

子供と美術鑑賞の記事を読んで自分の葬式について考えた

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こんな記事がTwitterで流れてきました。


子連れ美術館をあきらめないためには ママが行う3つの事前準備


私はずっと子連れ鑑賞を諦めないで
結局10年が経ちました。
諦めなかった理由は簡単です。
他に選択肢がなかったからです。

預け先もなかったし
預けるために有料施設を使う手段もなかったし
そして友達も極端に少なかったし(今も少ない)

私は美術館に行くなら子供と一緒に行くしかなかった。
そして他に行く場所がなかったら
諦めるわけにはいかなかった。

なので当時はめっちゃ努力しました。

2009-05-21
「子供と一緒に美術館を楽しむコツを教えて下さい」

2009年の記事です。
おそらく子連れ鑑賞の指南の記事で一番古いのではないかな。


思い入れが激しい故
美術鑑賞や演劇鑑賞において「子供連れがダメなら預ければ」
という記事には心理的にどうしてもすっきりしないのです。
預ける事が選択肢にある人、抵抗がない人は
最初から子供連れで行こうとか思うはずがないと
経験上感じてしまうからだと思います。

預け先でまたアートな体験が出来る場合が増えてきましたが
それはとってもいいと思います。
あとでお互いどうだったかとか報告しあったりして。
でもただ預かるってのはちょとやっぱり私には無理です。

私は環境上預ける人がいなかった&友達もいなかったと同時に
ぼっちメインの人生だったので
「一人で楽しむこと」の楽しさをどうしても教えたかったというのもあります。
いや、行ってもらっていたというのが正しいかもしれません。
その楽しみを覚えたらもっと強く優しくなれるから。



息子は
「僕のお母さんは本当に友達もいないし、
 変わりものだからこれくらい付き合ってやるか」

と本能的に思ってくれた気がする。
私は最初は赤子に憐れみを持たれていたと思います。



でも、そうやって美術館に通うようになって
彼は自分で楽しみを見つけるようになります。
そして作家さんと交流を始め、
写真などで自分で表現を始めるようになってからは

息子にとって美術館は「自分が楽しい場所」に
変わった気がします。
英語キャプションは私より全然読めるし
アーティストと英語で会話も私より全然出来るwww
羨ましい限りです。



私には夢があります。



息子が将来、私とは別の国に暮らしたり、
または私が動けなくなったりしたら
息子に美術展の批評や写真を送ってほしいのです。
私はそれが今から楽しみで仕方がない。

ずっとずっと送ってほしい。
そして

私は自分が死んだら棺桶に
親子鑑賞の記録と息子自身の書評の束を抱えて入るのが夢です。


書評が息子と嫁と孫の書評が入り乱れてたりしたら
もう成仏間違いないですね。
私のことなんて1ミリも触れてもらってなくていいので。

そして通夜であの展示がどーだこーだとかみんなでワイワイやってほしいです。
そして各それぞれがふと
「ああお母さんと見に行ったなあ」とか
「お義母さんとも見たわ」とか
「おばあちゃんと見たなあ」って

息子や嫁や孫がそれぞれふっと思い出して
そしてすぐに忘れてくれたらもうそれ以上何もいりません。




親子鑑賞から自分の葬式の話になってしまいました。
私にはつながっているのです。
この芸術と共に共有した体験が
歴史を紡ぐ体験につながると思うのです。


私は自分の葬式をより楽しくするために
親子鑑賞してるのかと先ほど気がつきました。

また、美術館に行こうと思います。

2016-08-31

【考察してみた】オトナの鑑賞者が語らない「親子鑑賞者が嫌がられる3つの理由」


家族連れで美術館に行くとこんなことあんなことで大変!
だから子連れで美術館なんてとんでもない
という保護者の方は多いです。

私は友達がいない母親なので
どう思われてもいいや、他に行くとこないしと
思っていて美術館に通っていましたが
気にしてしまう人は気にしてしまうと思います。

それは日本人の親としてとてもよくあることだと思います。
(正しいかどうかは人ぞれぞれとして)

でもですね、子連れ鑑賞歴9年の私としては
このような注意喚起時に
いつも疑問に思うことがあります。それは


「美術館でうるさいのってそれ、子供連れに限ったことじゃない」


鑑賞マナーについては
人それぞれの基準が有ると思いますが
日本人は特に厳しいと思います。特に母子に。
子連れで美術館にいるだけで
わざわざ苦言を伝えに来て下さる方も
いらっしゃいました。


その時はいちいち凹みましたが
今はだいぶ強くなりました。
そこで冷静に想像してみたいと思います。
「美術館で子供がいるとイラっとする人の心情」を。


ここで注意していただきたいのは
「親子連れ鑑賞」に絞って想像するということです。
今まで私が苦言を頂いた経験や
現在いろいろな体験をしている
子育て中の方からの
お話を参考にしてまとめてみました。


イラッとっポイントはこんな感じかと。


1:子供の行動にイラッとする
走る、触るで破損の可能性を過度に感じてしまう場合、子供がそこにいるだけでイラッとする方は存在します。

2:子供の出す音にイラッとする
小さなお子さんに縁がない生活をしてる方だと、お子さんの声そのものがきになる方はいらっしゃいます。


3:子供の存在そのものにイラッとする
美術館で子供連れに苦言を言う方は
お一人で言いに来られる場合が多かったです。
「ここは美術館だからあなたたちのような子供連れはみんなうるさいと思っている」とか
「ここは小さな子供連れで来るべき場所じゃないよ」など
【主語のない苦言】を伝達してくる方が多かったです。



じゃあどうしたらいいのか。



簡単です。私たち子供を連れた保護者がその人たちを
イラッとさせない行動をすればいい。
対策を具体的に考えてみました。


追記:経験上悲しいことですが
美術館で見知らぬ人に子供と自分の行動を注意される。
これはほぼ「母と子」の組み合わせの際起こります。
ネット上での日本語記事の「子供連れでお出かけ」
というのがほぼ「女性保護者+子供」を想定しているので
非常に弱い存在と思われがちなのかもしれません。

私も何回か経験がありますが
旦那も含めて家族で行った時はそういうことはありません。
なのでどうしても怖いと思ってしまうのなら
「お父さんも含めて家族全員で行く」というのは
かなり有効な対策です。


でもお父さんも忙しいですよね。
では「女性保護者と子供」で行く場合、
突発的なトラブルに巻き込まれないように
どうしたらいいか具体的対策を
を考えてみましょう。


1;行動対策
通路で走らない、作品に触らない、
そういうことをこの子は理解しているということを
付き添いの保護者は他の鑑賞者に対して
「アピール」しましょう。態度で示すこと大事です。

2:音対策
子供にしゃべるな!と注意するではなく
話をしても大丈夫な環境か、
または話以外をしたくなる環境を構築しましょう。
なるべく空いてる時間に行くか
都心の美術館だと外国の観光客が多い日に
行くというのもオススメです。
(空いてる時に限定されますが)
小さなメモ帳&鉛筆を持たせて
「気になった作品をメモしていく」などの
模写ゲームはオススメです。(必ず鉛筆にしてくださいね)


子供は暑さ、寒さに敏感なので
1、2の総合対策として「服装調節」は重要です。
トラブルのもとにならないように
子供の荷物はロッカーにあずけることも忘れずに。


3:感情対策
美術館には子供禁止と事前に評するレストランなどと違い、
基本明確な住み分けはありません。
開館時間に全ての層の人が美術館を訪問します。
だからこそこ感情のぶつかり合いは発生しやすいです。
どちらかだけが悪いということではないと私は思います。
じゃあどうすんのさ!ですが
上記の「行動対策、音対策」をこちらは十分行っていますよと
周りにアピールすることが
トラブルを避ける一番確実な方法ではないかと思います。


しかしどんなに努力しても遭遇してしまうということもあります。
その時はさっさとその場を立ち去りましょう。
遭遇しないように鑑賞を絞ることもオススメです。
そして美術館のカフェで美味しいスイーツを食べましょう。
美術体験は「終わりよければすべてよし」です。
せっかく入場料払ったのにとかそういう考えはやめましょう。


(子供がうるさくしていなくても)
「美術館で子供連れが注意されてしまう」
ケースは起こりうるのです。
そのような状況に遭遇しないようこちら側が工夫していきましょう。

少しの工夫で楽しい満足感が得られれば
そこにはより素晴らしい共有体験がもれなく
ついてくるはずです。


この文章を読んで
「なんでこちらだけがこんなに努力せなあかんの」
と感じなかった保護者の方は
子連れ鑑賞の対策を万全にして
楽しんでいただきたいと思います。


「なんでこちらだけ」と感じた保護者の方は
もう少しだけ待ってみてください。
なんとしてでも子供と一緒に見てみたい!と
感じた作品にインターネットやテレビで
出会った時にきっと気持ちが変わります。
それまで待ってください。
そして行くぞ!と思った時
この対策を思い出してくださると
私はとても嬉しいです。

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