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2010-09-08

瀬戸内国際芸術祭【豊島(作品)編】

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瀬戸内国際芸術祭「豊島(作品)編」です。


豊島は実は今回一番行きたかった場所であります。
理由は以前見たことがあってとても好きになった作家さんの作品が集中してるから。

オラファーさん(金沢21世紀美術館で個展鑑賞で好きなった)
塩田千春さん(発電所美術館で彫れた)
青木野枝さん(家から近所のギャラリーで素敵な体験をさせてもらった)
その他にも見たい作品が沢山!なのでどうにかして全部見たい。どうしても見たい。
そこで今回は島内で車を手配しました。
この車の手配が大正解。おかげさまで全部堪能できました。


★写真は撮影可能エリアのみで撮影しています。
 ちなみに気になった作品のみのご紹介です。


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まずは森万里子 作品番号14「トムナフーリ」へ。
なんと受付で入山氏名、時間を記入。
「登山かよ!」って心の中でつっこみいれましたが

プチ登山でございました。ちなみに受付のこえびさんに
「おしゃれなピンヒールで来た人がいたらどうするのですか?」と聞いたら

「レンタル長靴ありますよ」

とのことでした。すごーい。
4歳児ちゃんとひとりで登っておりました。
しかし気になったのは作品よりも周囲の豊かな自然。
本当に豊かでした。マイナスイオンが振り切る程でていました。


今回の豊島では島の規模の割には作品が分散しています。
そこで道中一人旅のおねーさんを乗せてあげたりして旅を続けます。


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そしてクリスチャン・ボルタンスキー 作品番号33「心臓音のアーカイブ」
建物の美しさって言ったらもう!
建物があまりに洗練されていたのはもしかして台風対策で丈夫に作っているのかなって
思ったりしました。
ちなみに息子は中で半泣き。確かに怖かった。

そして別の作品を見ながら港まで戻ってオラファー・エリアソン 作品番号20 「ビューティー」を鑑賞。
以前金沢21世紀美術館での個展が素晴らしく大感激だったので
こちらの作品も期待大。
体感して期待通りだっただけど金沢と大きく違う点は

「暑かった」

です・・・。

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そして車で移動して戸高千世子 作品番号25「豊島の気配」
なんともいえない絶景と共に鑑賞。
気配が感じるのは風なのか鳥なのかそれとも精霊なのか。
風を肌で感じながら肌で色々考えます。夜は光るそうです。

その後@teshimainさんと合流しおすすめのお店「うらら」へ。


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こちらの美味しさは凄かったです。
ちゃんと島で取れたお米や野菜やお魚を使った料理を
島のおばちゃんにおばちゃんのやり方で作ってもらう。

これこそ「島を体感する」ですよね。

息子はほぐしたお魚をまぜた混ぜご飯を嬉しそうに食べていました。
こちら予約が必要ですのでご注意下さい。

豊島のおばちゃんの店 うらら
定休日   火曜日
営業時間  10:00?18:00
(食材がなくなり次第終了します)
お食事・お弁当の予約を承ります。
下記までお気軽にお問い合わせください。

〒761-4661
香川県小豆郡土庄町豊島家浦2232-2
電話・FAX:(0879)68-2352
Eメール(急ぎのお返事は出来かねますので、
ご了承ください。予約は電話でお願いします。)
:urara teshima-urara.com


その後作品鑑賞が終わったら自然を案内してもらう約束をして
楽しいお昼ご飯は終了。

私達は作品鑑賞を続けます。


オーストラリアの作家さんが集中するエリアでは

クレア。ヒーリー&ショーン・コーデイロ 作品番号17「残り物には福がある」
スー・ペドレー 作品番号18「ハーモニカ」

が気になりました。
特に「ハーモニカ」の優しさ溢れる空間と

「出て行った人が残したもの」

の思い出の重さが変化していく体験は
あの空間だから体験できたような感じがします。
タイトルの「ハーモニカ」は奥のたんすの引き出しを引き出すと
ハーモニカが鳴るしかけを作者が発見したことから始まったそうです。
作者が作ったのではなく、作者が島で発見したってのがいいですね。

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塩田千春 作品番号15「遠い記憶」も素晴らしかった。
使わなくなった「ドア」を集めてのインスタレーションなのですが
ドアってすごく「別の世界」を連想させると思うのですね。
この「ここではないどこか」感をものすごくノスタルジックに感じさせてくれる作品でした。


そして息子がものすごく楽しみまくったのは
藤浩志 作品番号23「こんにちは藤島八十郎」。
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豊島の唐櫃(からと)にある「自然の家」の熱烈なファンである
藤島八十郎という架空の人物が地域の役に立とうと奮闘する姿をドキュメントする、
というコンセプトの作品。
こちらはこの家に藤さんたちが実際に生活しながら
このプロジェクトを運営していくとのこと。
「藤島八十郎」という名前は
戦後アメリカで活動した1908年生まれの絵本作家・八島太郎の名前が組み込まれているそうです。
藤さんのブログでお顔を拝見しました。
とても優しそうでつよい信念を持っているような感じ。
八島太郎の本も読んでみたくなりました。


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そして青木野枝 作品番号19「空の粒子/唐櫃」は実際に見ると
自然ととても穏やかに溶け合っていて
とても素敵な空間になっていました。
作品の中に座ったらなんだか宇宙に飛んでいけそうな感じ。
青木さんの作品の横にある「作業」の扉についての記事はこちらです→


レストランエリア
安部良 作品番号21「島キッチン」
トビアス・レーベルガー 作品番号11「あなたが愛するものはあなたを泣かせもする」

はうららで心体ともに満腹状態になったので
今回は見学のみにしました。ジャム作りとかもやってるみたいですね。楽しそうだなあ。。。


豊島では自然を満喫しまくることも出来ました。
あまりに素晴らしかったので別記事に記録を残しておきたいと思います。


瀬戸芸に関する記事まだまだ続きます。
っていうかもう1回行きたい。。何とかならないかなあ。。。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

comment

管理者にだけメッセージを送る

No title

seinaさま

はじめまして。瀬戸芸の記事楽しく拝見いたしました。
私も月末に豊島を訪れる予定なのですが、
豊島滞在時間が短いためにどうしても観たい作品だけ、、、
と思っていたのですが、seinaさんの記事を拝見して
やはり全部観たい!と思いました。
レンタカーで回られたとのことですが、
作品が集中している各ブロックで駐車する場所に困られた事などはありませんでしたか?
一つ一つの作品の近くまで車で行こうとは思っていません。
数キロ歩くことになっても問題ありません。それでも道幅がせまいと聞きましたので、駐車する場所があるのか心配なのです。
いきなりこのようなことをお聞きして申し訳ありません。

Re: No title

コメントありがとうございます。

まず豊島は車持ち込み不可です。レンタカーの手配になります。
駐車ですが私たちは作品近くで交通整理をしている警備員さんの指示に全て従いました。
巡回バスと地元の方の交通に迷惑にならない場所を随時案内して頂き
そこに随時車を止めました。
警備員さんの誘導のおかげで特にトラブルにはなりませんでした。

ただこれは私たちが行った時期がちょうどお盆明けで若干人が少なめだった時期だった
というのもあると思います。
まずはその場の警備員さんの指示に従って駐車すれば大丈夫だと思います。

No title

seinaさま

ぶしつけな質問に丁寧に答えてくださり、どうもありがとうございます。
警備員さんの指示を仰げるのであれば、駐車禁止区域に駐車してしまい
島の方に迷惑をかけてしまうようなこともないでしょうし、安心しました。
早速レンタルをお願いして参りました。
本当にありがとうございました。

Re: No title

楽しい島巡りになりますように。
お昼ごはんはぜひうららで。
本当に美味しいですよ。

No title

こんばんは。
とても、参考になるお話で、ありがたく読ませていただきました。
宜しければ、レンタカーの連絡先を、教えていただけますか!

どうぞ、宜しくお願いいたします。

Re: No title

こちらをご参照願います。
混雑しているようですが素敵な体験になりますように。

http://teshima.ashita-sanuki.jp/e284486.html

レンタカー大正解!

こんばんは。
今日、雨の中豊島へ行って参りました。
レンタカーを、こちらのサイトで知り、本当にラッキーでした。
レンタカーが、なかったら、とても、とても回れなかったことでしょう。
お蔭様で、雨降りもさほど気にならず、楽しく堪能することができました。
有難うございました。

レンタカー 有難うございました。

こんばんは。
先日は、レンタカーを教えていただき有難うございました。
今日、雨の中豊島へ行って参りました。
レンタカーのお陰で、雨が辛くなく、楽しく堪能する事ができました。
こちらで、レンタカーを知ったことが、本当にラッキーでした。
有難うございました。
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