2016-09-25

駒込倉庫 キュンチョメ「暗闇でこんにちは」&毒山凡太朗「戦慄とオーガズム」を観てきました。


駒込倉庫 にて

キュンチョメ「暗闇でこんにちは」&毒山凡太朗「戦慄とオーガズム」を観てきました。


どうしても見ておきたい。
という展示は「呼ぶ」んですよね。
そして1つ1つ行くべき要素が積み上がっていくのです。
今回、どうしても呼ばれるって思っていたら
呼ばれる要素がどんどん積み重なっていって
そして気がついたら


きちゃった。東京。



おそらくですが
この展示を見に来た人の中では
1番遠方から来たのはきっと私です。


結論からすると
本当に行ってよかったです。


深刻な言葉を選んでいないのに
彼らほどに表現の具現化をユーモラスに
そして自分たちのメロディにまとめる展示ができる
キュンチョメには毎回刺激を受けまくります。
彼等の滑らかさは年をおうごとに
とても国際的になっていると思います。


彼らの奏でるメロディ(リズムではなくメロディ)には
とても演劇性を感じます。
特に今回、「新しい顔」から「ここからから作る新しい顔」には
本当に度肝を抜かれた。ヤラレタって思った。


あれこそまさに本当の問題提起でしょう!


そしてWAKE UP。
バンコクでも見ていたけど
今回の展示は展示の環境から場所から
世界観を考えていて
いやあマジで楽しかった。

そして恐ろしくなった。
「次はいつ、世界の目覚まし時計はなるんだろう。」



そして凡ちゃん。
作品は初めて拝見しました。期待以上でした。

自分の父のルーツということを
考えることが多くなったこの1年。
それだからこそ見せつけられた
数々のトラブル。
だからこそ知ってしまった
人々の心の切れ端。


「流せばいいじゃん」的でいけば楽なのに
実際は流したりもしているのに
でも心の中でどうしても整えることができない
絡まった心の塊。
凡ちゃんの作品の世界感から語りかけれもらえる


「その塊、俺もお前も持ってるぜ」


軽い問いかけは聞き流そうと思えばできそう。
でもなんか答えてしまう独特な
彼のコミュニケーション力に
強さを弱さを同時に見る。


「1/150」クジラの作品は何度も見ながら涙が止まらなくなりそうでした。
凡ちゃんと話しながら少しだけ父のイントネーションを思い出し
また泣きそうになりました。
みんな色々いうけどさ、でも、俺、生きてるし!
たくさんの外からの意見や憶測にいつも潰されそうになりますが
そう、でも、俺たちはちゃんと生きてる。
声を大事にして言いたい。
「何があろうとも、これが本当の空!」


ああ凡ちゃん、いい人と結婚してほしいわあと
老婆心を感じてしまう自分。


映像というものは
解釈を理解度が難しいといえば難しいのだけど
こうやればここまでの世界が完成するのか!!!
と目から鱗が落ちまくりでした。


夢で見たからなんとなく覚えてるんだけど
結局なんだったかわからない、
でも確かにこんなことを思っていた的な
数々の作品に
なんだか自分の内側を見つめてるような感覚になりました。



そうなんです。彼らの表現には
そして私たち鑑賞者である自分も
同時に存在している錯覚に陥ります。
彼等は作品を作ってるわけだけど
同時に私たち鑑賞者の想いを見届けた証人であるのかもしれません。


「ああこの展覧会は行っておきたいけど遠い」と感じたら
思い切って行くべきですよ。
人間、明日どうなるかわからんのですよ。
行動って大事。本当に大事。




展示はすでに終了しています。
キュンチョメと毒山凡太郎。
この2組は今後も絶対に追いかけていきたいと
思っています。


日本にちょくちょく行くの大変じゃない?って
感じたそこのあなた。
彼等の底力をご存知ない。
彼等にはすぐにまた会える自信があります。
世界中のあらゆる場所でね。
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genre : 学問・文化・芸術

2016-09-20

なぜ私は東京セレモニーを見て泣き続けるんだろう

いやああああ
オリンピックもオアラリンピックも終わりましたねえ。
それにしても
私の中で予想外だったのは
両閉会式での東京セレモニーの素晴らしさでした。
正直、号泣ものでしたよ。
特にパラリンピックの東京セレモニーは
期待が大きかった分胸の鷲掴み感がすごくて
もう1日泣いてました。
ちなみに何で、海外から見えないんですかNHK。


何がって、これですよこれ。



ああこんなに泣いたの久しぶりというくらい
泣きました。
大好きだったこの曲にこんな形で再会するなんて。


この曲をヘビロテして泣く私に
息子が不思議そうに尋ねます。


いい曲だと思うけど、何でそんなに泣くの?


そこで私は我にかえります。
なぜってこの曲は1994年だからよ!!!!


阪神淡路大震災も
地下鉄サリン事件も
NY同時多発テロも
イラク戦争も
東日本大震災も
まだ起きてなかった。


待ち合わせのレストランが潰れてなかったとしても
別に他のレストランに行けばよかった。
お腹が空いて死にそうになっても
すぐに食べれるって確信があった。


そう、東京は嘘みたいに輝く街だった。


あんな嘘みたいな輝きを知ってる世代からしたら
今の東京があの時の輝きを取り戻そうとしてる様が
まるで居なくなってしまった愛する人を
アイドロイドで再生する様な感じがして
もうたまらないほどに悲しいのです。


でもそれはそれで
新しい形かもしれないと思う自分もいる。


今の東京も素敵だ。
一時帰国するたびに
この街は本当に魅力的だと思います。


私たちはあれから沢山の事を体験してしまった。
あのときの嘘と今の嘘は変わってしまった。


早くあなたに会いたい。
早くあなたに会いたい。

野宮真貴さん大好きです。
早くあなたに会いたい。






今週から一時帰国します。

2016-09-14

MIZUMA GALLERY「Why are we doing what we are doing?」を観てきました。


MIZUMA GALLERYにて

「Why are we doing what we are doing?」

を観てきました。


今回は写真の展覧会と聞いていたのですが
アジアの作家さんのエネルギーがとか
色々身構えていたのですが
私の心は予想外の方向にひきづられました。


Usami Masahiromさん。
作家さんのスタイルは存じ上げていました。


怒涛の集合体の葛藤は現代社会の混乱を表していて
大きな作品を見るたびに新たながが発見があったりして
何回見ても楽しい世界観だよなあと感じていました。


しかし、今回私は映像作品に心奪われます。



福島での作品撮影の映像があったのです、
桜の木の下での防護服を衣装として纏った宴会は
私の心を強く、強く揺さぶりました。



私の父は福島県の会津の出身です。
ずっと関東住まいでしたがこの1年で
急激に体調を崩し1月に亡くなりました。
そして納骨は3月に行われました。
理由は簡単。正確な49日だと雪の可能性もあったから。
北国あるあるルールなんだそうです。

3月、納骨の際に訪れた会津のお寺の住職さんは
私たちをとても暖かく迎えてくれました。
そして3月という季節は
まだ本格的な花見シーズンではありませんでしたが
気の早い桜の花は各方面で楽しむことができて
亜熱帯に住む私たちに存分に日本の春を届けてくれました。



私は映像に釘付けになりながら
時々我に返り居合わせた人々の
英語の会話に耳をすませました。
彼らの福島に対する印象はまさに「FUKUSHIMA」。
この印象は息子の学校などで体験済みなので
想定内なのですがでもやはり胸が痛くなります。

今回は尚更でした。なぜなら映像の主役が住職だったからです。

会津のうちの父の墓の住職は


「福島という名前だけで
 ものすごい危険度の高い印象がもう落ちない。
 ここは今では普通の田舎町なのに」


ととても悲しそうに話していました。
私はその言葉を何度も反芻しながら
映像を食らいつくように見ていました。


この住職はこの撮影を
どのような想いでしていたのだろう。
心の裏の裏に想いを馳せれないか。
何度も何度も試みました。


会津の桜って、本当に綺麗なんです。
ほんまに、泣きたくなるくらい。



桜の花。
防護服。
そして「今の姿」という言葉。

自分が当事者的な立場でもある故
心の混乱はとても具体的でした。


息子も会津の桜をよく覚えていました。
そして防護服は「ひっくりかえる展」など
他の情報でしっかりと覚えていました。
そして自分のよく知っていた場所によく似た場所で
自分が危険と認識した設定がされているのを見て


「おじいちゃんのお墓、普通の場所だってお寺のおじさん言ってたけど・・・?」


と不思議そうにこちらを見ました。









1つの写真、1つの表現が変化していく様とはこういうことか!と
実感した出来事になりました。
写真という手法の雄弁さは確実に変化しています。
伝える手法、伝える手段。伝えられた側。
それぞれどんな感情が付随しているのか
改めて振り返るべきという想いを感じる展覧会でした。




10月9日まで。
詳細はギャラリーの公式ページをご参照ください。

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genre : 学問・文化・芸術

2016-09-03

Art:1 New Museumを訪問しました。



まだ忘れてないから書きますよ。インドネシアのアートシーン。

Art:1 New Museumを訪問しました。




外観はこんな感じ。
工事中ではありません。
インドネシアの現代アートを扱う有名なギャラリーの1つらしいです。
Art Stage Singapore2016にも出展していたようです。
よーしじゃあ行ってみっかと
正直家族であまり考えずに
タクシーで向かってしまったのですが。。



インドネシアの交通事情パワフル。。
予想通り思い切り渋滞につかまり
1時間近くかかって到着。
しかも運転手が場所を明確にわからず
近くで降ろされる始末。


シンガポール生活のわたしたちからすると
ドキドキでございました。
結果としてはそれほど歩かなくて済みました。



いざ、入ってみると
今度はスタッフの人に英語が通じない。
チケットが買いたいと言ったはずが
なぜか飲み物を買ったことになっていて
上階に上がろうとしたら
慌てて止められた。
もちろん、きちんとチケット購入しました。


英語だったらどこでも大丈夫とか
思っちゃいかんね。


かなり広い展示室だったのですが
本当にじっくり楽しむことができました!
Art Stage Jakartaの開催最中に行ったせいか


「ああああ見たことある」


作品がいっぱいだったというのもあったかと。
予備知識がなくても相当楽しめたので
もう少し事前知識を仕入れておくべきだったと
反省しまくりでした。



でも
「ああ見たことあるうう」だけでも
十分伝わりすぎるほどのエネルギーには
驚かされました。
インドネシアに着いてからずっと感じていた
なんか大きな声で叫びながら走りたくなるような
独特のエネルギーが
どの作品にも染み込んでいるような
力強さには正直度肝を抜かれました。


このそう簡単には
へこたれねえからなわかってんだろうな的な
パワーって実際に触れて感じることが
本当に多いです。
特にインドネシアで感じるとすごいんだなと
再確認できました。


ちなみにホテルにタクシーで帰る際も
なかなか来ない、もちろん交通渋滞で
結構疲れました。。。
シンガポールと同じ様に考えてはいけませんね。


あのエネルギーはシンガポールにはない。
もっと東南アジアの
いろいろなアートシーンを見たい!と
感じる良い体験になりました。


また行ってみたいです。
でもここに行ったら(交通渋滞で)
別の場所に行けないから
要検討ですね。


公式ホームページはこちらです。
ジャカルタ訪問の際に
いってみよう!と思う方は
くれぐれもブルーバードかシルバーバードを
呼んでもらってください。
結構行くの、大変でした。私たちのような子連れには。。
あと乗る前には必ずトイレは済ませてください。



我が家はPokemonGOに
救われました。。。
ありがとうコラッタ。

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genre : 学問・文化・芸術

2016-08-31

【考察してみた】オトナの鑑賞者が語らない「親子鑑賞者が嫌がられる3つの理由」


家族連れで美術館に行くとこんなことあんなことで大変!
だから子連れで美術館なんてとんでもない
という保護者の方は多いです。

私は友達がいない母親なので
どう思われてもいいや、他に行くとこないしと
思っていて美術館に通っていましたが
気にしてしまう人は気にしてしまうと思います。

それは日本人の親としてとてもよくあることだと思います。
(正しいかどうかは人ぞれぞれとして)

でもですね、子連れ鑑賞歴9年の私としては
このような注意喚起時に
いつも疑問に思うことがあります。それは


「美術館でうるさいのってそれ、子供連れに限ったことじゃない」


鑑賞マナーについては
人それぞれの基準が有ると思いますが
日本人は特に厳しいと思います。特に母子に。
子連れで美術館にいるだけで
わざわざ苦言を伝えに来て下さる方も
いらっしゃいました。


その時はいちいち凹みましたが
今はだいぶ強くなりました。
そこで冷静に想像してみたいと思います。
「美術館で子供がいるとイラっとする人の心情」を。


ここで注意していただきたいのは
「親子連れ鑑賞」に絞って想像するということです。
今まで私が苦言を頂いた経験や
現在いろいろな体験をしている
子育て中の方からの
お話を参考にしてまとめてみました。


イラッとっポイントはこんな感じかと。


1:子供の行動にイラッとする
走る、触るで破損の可能性を過度に感じてしまう場合、子供がそこにいるだけでイラッとする方は存在します。

2:子供の出す音にイラッとする
小さなお子さんに縁がない生活をしてる方だと、お子さんの声そのものがきになる方はいらっしゃいます。


3:子供の存在そのものにイラッとする
美術館で子供連れに苦言を言う方は
お一人で言いに来られる場合が多かったです。
「ここは美術館だからあなたたちのような子供連れはみんなうるさいと思っている」とか
「ここは小さな子供連れで来るべき場所じゃないよ」など
【主語のない苦言】を伝達してくる方が多かったです。



じゃあどうしたらいいのか。



簡単です。私たち子供を連れた保護者がその人たちを
イラッとさせない行動をすればいい。
対策を具体的に考えてみました。


追記:経験上悲しいことですが
美術館で見知らぬ人に子供と自分の行動を注意される。
これはほぼ「母と子」の組み合わせの際起こります。
ネット上での日本語記事の「子供連れでお出かけ」
というのがほぼ「女性保護者+子供」を想定しているので
非常に弱い存在と思われがちなのかもしれません。

私も何回か経験がありますが
旦那も含めて家族で行った時はそういうことはありません。
なのでどうしても怖いと思ってしまうのなら
「お父さんも含めて家族全員で行く」というのは
かなり有効な対策です。


でもお父さんも忙しいですよね。
では「女性保護者と子供」で行く場合、
突発的なトラブルに巻き込まれないように
どうしたらいいか具体的対策を
を考えてみましょう。


1;行動対策
通路で走らない、作品に触らない、
そういうことをこの子は理解しているということを
付き添いの保護者は他の鑑賞者に対して
「アピール」しましょう。態度で示すこと大事です。

2:音対策
子供にしゃべるな!と注意するではなく
話をしても大丈夫な環境か、
または話以外をしたくなる環境を構築しましょう。
なるべく空いてる時間に行くか
都心の美術館だと外国の観光客が多い日に
行くというのもオススメです。
(空いてる時に限定されますが)
小さなメモ帳&鉛筆を持たせて
「気になった作品をメモしていく」などの
模写ゲームはオススメです。(必ず鉛筆にしてくださいね)


子供は暑さ、寒さに敏感なので
1、2の総合対策として「服装調節」は重要です。
トラブルのもとにならないように
子供の荷物はロッカーにあずけることも忘れずに。


3:感情対策
美術館には子供禁止と事前に評するレストランなどと違い、
基本明確な住み分けはありません。
開館時間に全ての層の人が美術館を訪問します。
だからこそこ感情のぶつかり合いは発生しやすいです。
どちらかだけが悪いということではないと私は思います。
じゃあどうすんのさ!ですが
上記の「行動対策、音対策」をこちらは十分行っていますよと
周りにアピールすることが
トラブルを避ける一番確実な方法ではないかと思います。


しかしどんなに努力しても遭遇してしまうということもあります。
その時はさっさとその場を立ち去りましょう。
遭遇しないように鑑賞を絞ることもオススメです。
そして美術館のカフェで美味しいスイーツを食べましょう。
美術体験は「終わりよければすべてよし」です。
せっかく入場料払ったのにとかそういう考えはやめましょう。


(子供がうるさくしていなくても)
「美術館で子供連れが注意されてしまう」
ケースは起こりうるのです。
そのような状況に遭遇しないようこちら側が工夫していきましょう。

少しの工夫で楽しい満足感が得られれば
そこにはより素晴らしい共有体験がもれなく
ついてくるはずです。


この文章を読んで
「なんでこちらだけがこんなに努力せなあかんの」
と感じなかった保護者の方は
子連れ鑑賞の対策を万全にして
楽しんでいただきたいと思います。


「なんでこちらだけ」と感じた保護者の方は
もう少しだけ待ってみてください。
なんとしてでも子供と一緒に見てみたい!と
感じた作品にインターネットやテレビで
出会った時にきっと気持ちが変わります。
それまで待ってください。
そして行くぞ!と思った時
この対策を思い出してくださると
私はとても嬉しいです。

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